Microsoft製ファイルサーバ・ベンチマークソフト

NAS4Freeの同時接続数の上限をチェックしたい案件があったので調べていたら、調度良い物を見つけました。
しかも、Microsoft製です。

File Server Capacity Tool(以下、FSCT)

FSCTでテストをするには、最低でもPCが3台必要になります。

役割 概要
Server テスト対象のファイルサーバ
Controller テストの全体の制御とデータ取得を担う
Client(s) ファイルサーバへ負荷をかけるPC(必要に応じて複数台)
DC(AD) ActiveDirectoryがあるとなお良いらしい

ADがあるとパスワード管理が楽なので、テストをする際も悩まずに一発で行けそうで良いのですが、今回は非AD環境でテストしました。
ちなみに、解凍するとWordのマニュアルがあって、非AD環境についても記載されているので大丈夫です。

作業は全てCUIですが、マニュアルが親切なのでさくさくいけます。
が、ハマりました。
どうも全ての環境がWindowsでないとダメっぽいです。
FSCTを稼働させる、Controller・Clientはともかく、Serverはリクエストを受け付けるだけだからOKだと思ったんですが、甘かったです。

Serverから実行準備(fsct prepare server ...)の段階で、Errorになります。
「fsct prepare server」はオプションで「/users 100」とかすると、100ユーザを連番で作って、更にフォルダも作ってくれる、というものです。
それを元に、実行(ファイルのIN/OUTや書き込み等)して、上限値を探ってくれるツールなのですが、この「ユーザとユーザ用のフォルダの作成」が上手くいかないようです。
完全に権限まわりです。Linuxでは上手くいくかもしれませんが、仕様外なので今回は試していません。

フリーで使える数少ないファイルサーバのベンチマークソフトウェアで、しかもエラーが出るまで負荷をかけ続けられる類のツールだっただけに残念です。

似たようなソフトウェアに「Intel NAS Performance Toolkit」というものがありますが、こちらは検査項目が多いのが特徴的ですが、スループットの測定に重きを置いているので今回はパスしました。

GigaFileCreator

今回は時間がなかったので、簡単に試せるGigaFileCreatorというフリーソフトを使用しました。
仮想マシン3台から、ともに10GBのファイルを10個ずつ作る処理を実行しました。
10GB×3台なので、一度に30GBのファイルが転送される計算です。
16GB積んでいるメインメモリを超えた時の挙動を確認しました。

結果は、メモリを98%程度まで消費してスワップは無し、CPUも問題ない範疇に収まったというとても優秀な結果でした。
(Quad-Coreで10-20%の範囲に収まっていました)。

次回は、HP製負荷テストツール「LoadRunner」を試してみたいと思います。