ラズパイ4を買ったので、プライムビデオ再生機にした話

遅ればせながら Raspberry Pi 4 を購入したものの用途に困ったので、最近はまりつつある Amazon Prime Video 再生機にしようと計画して、実行した手順になります。

※手持ちの Raspberry Pi 3 Model B だとカクカクして映画鑑賞には使えませんでした。

購入したもの

  • Raspberry Pi 4 Model B
    4GBモデル

※本機のディスプレイ出力は microHDMI です。
通常の HDMI は使えないため、注意が必要です。

インストール

準備

今回はプライムビデオ再生用途なので、GUI でセットアップしました。
真ん中の「Raspberry Pi OS (32-bit) with desktop」です。

base on Download Raspberry Pi OS for Raspberry Pi

  • Raspberry Pi OS (32-bit) with desktop and recommended software
    Image with desktop and recommended software based on Debian Buster
  • Raspberry Pi OS (32-bit) with desktop
    Image with desktop based on Debian Buster
  • Raspberry Pi OS (32-bit) Lite
    Minimal image based on Debian Buster

内訳は以下の通り。

  • Raspberry Pi OS (32-bit) with desktop and recommended software
    オススメパッケージを含む GUI(LXDE デスクトップ環境)
  • Raspberry Pi OS (32-bit) with desktop
    GUI(LXDE デスクトップ環境)最小構成。
  • Raspberry Pi OS (32-bit) Lite
    Raspberry Pi OS 最小構成(デスクトップ環境なし)

お手軽に GUI 環境で色々試したいなら一番上を選択します。
今回は、Amazon Prime Video 鑑賞用と用途が決まっているので、真ん中の GUI 最小構成にしました。

インストール

Raspberry Pi OS を上記公式サイトからダウンロードして、Ethcer を使って microSD カードに書き込みます。

Etcher(エッチャー)については下記でご紹介しています。

起動

Raspberry Pi 本体に(イメージを書き込んだ)microSD カードをセットして、通電すると起動します。

※初期状態は SSH などが無効のため、必ず ディスプレイ・キーボード・マウスが必要になります。

初期設定

初めて Raspberry Pi OS が起動すると、Welcome メッセージとともに初期設定を行えます。

  • Welcome メッセージ

  • タイムゾーン:日本標準時の設定(1)
    初期状態ではイギリスになっています。

  • タイムゾーン:日本標準時の設定(2)
    下記例では日本にしています。

  • pi ユーザのパスワード設定
    初期で用意されている一般ユーザ pi のパスワードを指定します。

  • ディスプレイが問題なく写っているか(1)
    問題なければ、チェックなしのままで。

  • ディスプレイが問題なく写っているか(1)
    問題があれば、チェックを入れます。
    ※私は(ディスプレイの周りに表示されない部分があり)小さめに表示されていたためチェックを入れています。

  • Wi-Fi 設定
    Wi-Fi 環境がある場合は、アクセスポイントを選択してパスワードを入力します。
    それ以外は [Skip] を押下してスキップします。

  • Wi-Fi 接続の試行
    アクセスポイントのパスワードを入力すると、接続チェックが行われます。

  • アップデート(1)
    Wi-Fi の接続に成功すると、アップデートの有無を選択できます。
    ※初回は時間がかかるので [Skip] して、後で行うこともできます。

  • アップデート(2)
    アップデートが正常に終了すると、メッセージ「System is up to date」が表示されます。

  • 再起動
    全ての項目が完了すると再起動を促されます。何もなければ [Restart] で再起動します。
    ※どうしても再起動を遅らせたい場合は [Later] を選択します。

追加設定

起動したら、ツールから下記設定を行います。

  • SSH 有効化 ※必要に応じて。
  • 109 キーボード対応(112 キーボードも同じです)

SSH 有効化

私の環境では下記設定では SSH は有効にならなかったため、従来通り raspi-config を使って設定しました。

$ sudo raspi-config
  • raspi-config

    • 5 Interfacing Options Configure connections to peripherals
      • P2 SSH Enable/Disable remote command line access to your Pi using SSH
  • SSH が有効にならなかった設定方法

    • /boot/ssh ディレクトリの作成(後、リブート)
    • 用意されている GUI ツール(メニューの [設定] - [Raspberry Pi の設定])での設定(後、リブート)

109キーボード対応

GUI 版をインストールすると、(上記)初期設定中にある程度 "日本語化" してくれますが、キーボードは "105 キーボード" として認識されます。

一般的なデスクトップ PC で利用されるキーボードは(そのキーの数から)109 キーボード、あるいは 112 キーボードです。
105 キーボードと認識されていると、記号などの(キーボード外周に位置する)キーを打つことができないため、設定します。

$ sudo raspi-config
  • raspi-config
    • 4 Localisation Options Set up language and regional settings to match your location
      • I3 Change Keyboard Layout Set the keyboard layout to match your keyboard
        • Generic 105-key PC (intl.)
          • 日本語 - 日本語 (OADG 109A)

プライムビデオ再生対応

Amazon Prime Video など有償動画を再生するには、おしなべて「DRM コンテンツの再生機能」が必要になります。

DRM(Digital Rights Management)は、コンテンツの著作権を保護する仕組みで、地デジなどにも活用されています。
(地デジの映像も、対応した機器でないと再生できません)。

Amazon Prime Video にも、この DRM による制限がかかっているため「私は正しいルートで閲覧していますよ」と、教えてあげる必要があります。

DRMコンテンツ利用方法

先人がスクリプトを公開してくれているので、たった2行の処理で導入が可能です。

$ curl -fsSL https://pi.vpetkov.net -o ventz-media-pi
$ sh ventz-media-pi
💾 Downloading latest extracted version of Widevine...
✅ Widevin Setup Successfully
💾 Downloading Chromium "Media" Launcher (always using your system's latest default Chromium browser)
✅ Chromium "Media" Launcher Setup Successfully
✂️  Fix for Screen Tearing
✅ Fix for Screen Tearing Setup Successfully - (YOU MUST REBOOT!) 

🍿 Your Pi is now Ready for all Media 🍿

Go to the Application Menu, under "Internet", and start: Chromium (Media Edition)
✅ Netflix
✅ Hulu
✅ Amazon Prime
✅ Disney+
✅ HBO
✅ Spotify
✅ Pandora
✅ Hoopla
✅ MUBI
✅BritBox

Please Reboot your Pi and Enjoy!

※Amazon Prive Video だけでなく、Netflix や Hulu なども閲覧可能になるようです。

実行後(メッセージ通りに)Raspberry Pi をリブートします。

この後、メニューに追加された [インターネット] - [Chromium (Media Edition)] からアクセスして再生できることを確認します。